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●なに和だより
日本高齢者生活協同組合連合会 2019年度 西日本ブロック会議
2019年8月17日・18日 和歌山県橋本市

西日本B会議に参加して


〈 1日目 〉

 8月も終盤に差し掛かった17・18日と和歌山県橋本市に於いて開催された西日本ブロック会議に参加しました。
 一日目の始めに前回の連合会会議の振り返りとして「認知症の一人歩きが当たり前の“地域”作り」についてお話がありました。
「おたがいさん」の太田さんは利用者さんの目線に立ち「目の前の人をどれだけ知っているか?」=「何がしたいか?」と捉え、「やりたい事を実現させる為にも自分たちが変わらなければならない」そして制度の枠を超え、「生きて行く為の環境作り」として「自由」「やりたい事の出来る場所」を開拓されました。「目の前の人の為に動ける」「人と人との関わり」を大事にし、私自身も何もかもまずは「自分だったら…」と置き換える事により「目の前の人の生き甲斐が定まり、その人の物語は始まる。」と考える事が出来ました。

 基調講演された若年性認知症サポートセンター「きずなや」の若野達也さんも「目の前の人のやりたい事をとことんやる!」と太田さんと同質の考えを示され、特に印象に残った若野さんの言葉は「何かやりたかったら全部すぐにやる。やってみないとわからない!」というもので「考えたらすぐ行動」というフレーズには私自身も見習わなければと沸々とやる気が起こりました。
 また、質疑応答で【介護の専門職として自分に出来る事は】=「聞く事」「傍にいる事」…
【どんなデイに行きたい?】は「しっかりと話を聞いてくれるデイ」
という各単協、そして若野さんの答えを聞き「シンプルやけどホンマに目の前の利用者さんの事を考えての答えやなぁ…」と改めて感銘を受けました。

 裏を返せば「何もやる事はない…何の役にも立たない」こんなに辛い事はない。という事です。「人は必ず誰かに必要とされたい。」という意思を持っています。それを上手く介護士が支援に繋げれば利用者さんの人生も明るくなると感じ、太田さん、若野さんの考えには共に利用者さん、スタッフ「同じ目線」で「目の前の人の事をよく知る」という事があり、そもそもは「自分やったらどうして欲しい…」という考えが根底に潜在しています。  今後自分自身も「目の前に困っている人がおったらどないかすんねん」だけではなく、具体的に「自分がその人の立場やったらどないして欲しい」かを追求し、介護の「専門職」として、非力かもしれませんが「力」を発揮しなければと思います。
 最後にこの会議で沢山の事を教えて頂き、私の拙い「想い」を聞いて下さった、若野さん始め各単協の皆さん、ご一緒させて頂いた薄井専務理事、岩浅副理事長、橋本所長…本当にありがとうございました。

 認知症対応型 デイサービス三ノ瀬 神代 雄吉

※大阪高齢者生協では、働くデイサービス「おたがいさん」代表の太田悠貴さんを講師にお招きする公開講座を9月29日(日)に開催。次号以降で記事報告の予定です。
 2日目 〉

 二日目は連合会・曽我専務からの基調提起から始まりました。
 大きなテーマとしては協同労働の法制化と、2018モデルから2021モデルへ、という内容で、社会の動きや高齢協が生まれた背景から自分たちの理念が何だったのか、今一度問いかけ、困難に立ち向かうという姿勢を提起されました。  認知症の一人歩きが当たり前の地域づくり、高齢協ブランドの保険外サービスづくり、社会連帯・つながりの場、人づくりへという2021モデルを共有しました。その後、その2021モデルをもとに各単協から事例発表をしました。

 大阪からは経営改善の取り組み及び、御殿山の事業所で取り組んでいる「一人一人が役割を持てる場所に」というテーマで発表しました。経営改善に関しては、デイサービスへの取り組みを中心に経営改善推進委員会の設置、通常規模だったデイの地域密着型への移行の方向性ということを話しました。他に利用者さんにデイサービスのイベントのポスターを作ってもらっていること、それを通じて本人と事業所の関わり方がどう変わってきているのか、これからどういう効果に期待しているのか、といったところを話しました。
 認知症のある方が今デイサービスでどう役割を持ってくれているのかの活動内容なども合わせて話をしました。
 大阪としては※御殿山みらい会の取り組みとして、今年度のバザーを考えていること、利用者さんがそこへどう関わるかなどの話もしました。

 他の単協の発表からも、2021モデルに拘らず、自分たちの取り組みを発表しました。
特に皆さん興味を持って聞いていたのは、兵庫高齢協の「赤字克服への一歩」というタイトルで、2015年から起きた問題をどう受け止め、職員が一丸となり前向きに取り組んできたのか、というのを話してもらい、各々抱えている問題と照らし合わせて心にしみたのではないかと思います。

 我々大阪高齢協も今は非常に厳しい状態にあると言えます。その中でどう自分たちの課題に向き合い、乗り越えていくか考えさせられました。私の発表・取り組みは、まだすべてが途中の段階です。これを今後、よくなったという風に報告ができるように毎日の仕事に取り組んでいければと思います。
 今回二日間を通じて、和歌山高齢協の皆さんには、送迎をはじめ、会場の手配や交流会のサポートなど大変お世話になりました。特に伊都・橋本の事業所のヘルパーさんたちのパワーには、皆さん驚いておられました。今回様々な部分でサポートしていただき、職員の皆様の姿勢も素晴らしく、実りのある二日間になりました。ありがとうございました。

 ほっとステーション御殿山 橋本 篤

※御殿山みらい会は、昨秋の事業所移転を機に同居する「すわ診療所」、「きららみらい薬局」と「ほっとステーション御殿山」の3者で作った、御殿山の地域の医療と介護の担い手として地区の幸福と発展をサポートする会です。

 

 

 

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