今回、WEBで開催され薄井専務が登壇されたオンライン交流会の記事掲載にあたり、日本高齢者生活協同組合連合会専務補佐・事務局長の本間紀子さんに寄稿頂きました。紙面を借りてお礼申し上げます。
ワーカーズコープ連合会と高齢協連合会の関り
「日本労働者協同組合連合会(ワーカーズコープ連合会)」には、45団体(正会員19団体、準会員26団体)が加盟。高齢協連合会は、現在「準会員」として加盟しています。加盟組織の交流の機会として、毎月1団体が交代で登壇し、加盟組織オンライン交流会が開催されており、今回薄井専務理事に高齢協を紹介していただきました。
交流会当日の様子
この日は、薄井専務より「日本高齢者生活協同組合連合会(高齢協連合会)」の設立経緯、歴史、現状、課題及び大阪高齢協の活動等、丁寧な資料と共に報告がなされました。高齢協連合会からは、曽我秀秋会長理事(高知高齢協理事長)と連合会本部の本間が出席。報告の中で、各地に高齢協が誕生した際に、周知活動として、*映画「病院で死ぬということ」の上映運動が行われたことにも触れられたことから、映画の劇場公開時に、私もたまたま劇場に足を運んで拝見していたことや映画の感想も述べさせていただくと、さらに高齢協連合会会長理事(高知高齢協理事長)の曽我秀秋さんの出演シーンなどにも話が及び、参加者それぞれが映画を観たタイミングについても述べられ、また曽我さんご本人からは、撮影シーンの裏話も話されるなど、和気あいあいとした交流の場となりました。
薄井専務理事の報告は、ご本人の社会人生活のスタートから現職に至るまでの歩みを振り返った内容で、曽我会長理事からも、「あらためて思い起こしてみても、今までにこうした機会はなかった。とても良い報告だった。」と率直な感想が述べられました。
他の参加者からは●センター事業団の介護現場はどこも人手不足。高齢協ではどうやって人材確保をしているか?、という介護業界の人材問題の深刻さをあらためて感じさせる質問も挙げられ、また●東京高齢協設立のころに、ヘルパー養成講座や仕事おこし講座を開催して、地域福祉事業所を立ち上げる支援に一生懸命取り組んでいた。まさにあれが自分にとっての協同労働による仕事起こしの原点であったことを思い出した。●今まで、知らなかった高齢協について学ばせていただく、大変よい機会となった。
などの感想が出され、予定時間をオーバーするほど、皆さんが興味深く聞き入り、熱心に参加されていることが感じられました。
日本高齢者生活協同組合連合会
専務補佐・事務局長 本間紀子
*映画「病院で死ぬということ」(1993年 監督:市川準 原作:山崎章郎)
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