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●なに和だより
日本 高齢者生協連合会 協同労働学習会 2019年9月19日

 2019年度の連合会の組織強化月間の取り組みの一つ、協同労働の学習会で東京に行ってきました。
 高齢協の全単協が参加できたわけではありませんが、多くの方が参加されて、後半の意見交換を含め、意義のある勉強会になったのではないでしょうか。

 午前中は映画、ワーカーズの観賞会でした。出てくる人は活動内容、分野は様々だが、地域の人とともに歩んでいる姿などを見て、自分自身が地域や事業所でいろいろなことにちゃんと向き合えているか、考えさせられる部分も多くありました。映画を通じて前向きになれる内容だったと思います。
 午後からはリーダー研修修了者によるトークセッションでした。このこともあり、参加者の多くはリーダー研修修了者です。久しぶりに同期のメンバーと会うこともできて、前日の交流会から、今自分はどんな取り組みをしているかなど、活発に話し合いができました。
 セッションの内容は自分たちが受けた研修の中身とそれを受けて、地域や自分たちの事業所でどんなことに取り組んでいるか、ということを中心に話しました。自分以外のメンバーもそれぞれの事業所で頑張っている様子がわかったので、刺激をもらえたと思います。
 どのメンバーもやはり、自分たちの単協で、問題意識として思っていることは似たようなことで、経営と地域にどう踏みだしていくかといった中身の面と、働く人の意識をどう変えていけるか、といった人の面があげられました。地域に対しては組合員さんの中から、物事に対して主体的にかかわっていける人をどう作っていくか、というのも課題として挙げられました。勉強した内容も振り返ってみて、リーダー研修は全国の仲間と出会える場所としても、勉強する場としても、かなり有益だったと思います。これまで大阪からは東大阪の神代さんが受けただけなので、他にも挑戦してくれる人がいればいいと改めて思いました。
 その後は労協連理事長の古村さん、センター事業団理事長の田中さんの話を受け、グループワークを行いました。少し時間が短い中ではありましたが、グループでは職員や地域の人に協同労働をどうやって理解してもらうか、法制化への動きも踏まえていろいろ考えることができました。
 今回は学習会という位置づけでしたが、意見交換などの時間もあり、一方的に聞くだけでなく、しっかり考えることができてよい学習会になったのではないかと思いました。ありがとうございました。

ほっとステーション御殿山
所長 橋本 篤

職員全体研修 2019年9月29日
研修のねらい @(関わる利用者)の「その人らしさ」をひきだし、「その人がいきがい、やりがいを感じられる生活」を、いかにつくりだしているのか、人と関わる視点、専門職としての考え方を学ぶ。
A自分達の日頃のケア(仕事)をふりかえる。 「やってあげている」「お世話している」になっていないか。同じ“人”と“人”との関わりができているかを、ひとりひとりが考える。
いきがい! やりがい! はたらきがい!!

 今号の2面記事で紹介したデイサービス「おたがいさん」の取り組みは画期的で、これまでの常識が変わるような内容でした。高齢協の職員達も各自様々な思いを抱きました。
 当日午後は引き続き「職員全体研修」があり、 事前に自分が受けたいケアや、自分が仕事で大事にしている事のアンケートもとってのぞんだ研修でした。グループワークでは…午前中の講座を聞いてどう感じたか、普段自分はどんなふうに利用者さんと接しているか、今日の気づき・感じたことを今後どう仕事に活かしていくかの3つをテーマに職員同士で話し合いました。

デイサービス「おたがいさん」  の実践から学ぶ

 6つのグループに分かれて意見を出し合った後に、各グループのまとめ発表の時間がありました。出てきた発言を抜粋すると、
○利用者さん自らが困っていることを言えるような関係づくり、それに対してお世話型の対応ではなくやりたいことを自分で決めてもらう。自己決定を促して機能訓練などに繋げていくことをめざしたい。
○本人のやりたいことを見守るという姿勢が本当に大切だなと感じた。
○普段どうしても利用者さんの為にここまでやってあげたいという気持ちが出て、自分の仕事の都合でやりすぎてしまう部分がある。
○職員がやりたいと思ったことを事業所・組織全体でサポートする雰囲気が出来ていないと、一人一人が思い描いたことが前に進まないと思う。
○ついついリスクを考えて仕事をしてしまいがち。そこをクリアできているおたがいさんはすごい所。
○当たり前のことだけど、丁寧な言葉づかい、笑顔を大事にする、話をしっかり聞くなどの明るくコミュニケーションを取ることは普段から大事にしている。
○利用者さんがワガママな本音を言ってくれたら「ヨッシャ」と喜べるような関係を作っていきたい。
○とりあえずやってみる、失敗する、なんで失敗したか考えてみる、それをスタッフ間でも共有していく。そういったことを繰り返していくことでよりよいケアが出来て、赤字経営改善に繋がっていくのではないかと…
○デイでボーっとしている人を放っておかないことも大事だけど、今は放っておいてほしいという気持ちをくみ取ることも大事。
○利用者さんのやりたいことは何かと言う聞き取りは、実際はもうできているんじゃないかと思う。けれどスタッフ間で解決してしまい、家族やケアマネさんに相談するというところまで広げることができていなかった。
○利用者さんとコミュニケーションを取れている事をこれからも強みにしていきたい。
…など、利用者さんの気持ちを引き出すことや、やりたいことを尊重し一緒に探していく意見が多く出されました。

失敗も成功の為の材料

 発表を聞いた太田さんからは「『おたがいさん』でやっていることが全て正解で成功事例というわけでもないですし、それぞれの地域で、それぞれの利用者さんに合わせたサービス内容がきっとあります。“失敗”という概念はとりあえず忘れて、目の前の利用者さんのことを大切に一生懸命思って頂ければ、一歩踏み出す事ができると思います」との言葉がありました。
 準備に携わった研修委員、職員の皆さん朝からお疲れ様でした。そして忙しい中、時間を割いてご講演いただいた太田さん、ありがとうございました。

公開講座・研修終了後の報告書より

○「その人らしさ」や「利用者さんの視点」が理解でき、「行きたいデイ」がよりよくわかりました。
○なんにでも挑戦。思い立ったら即行動。今までする前から「出来ない理由」を探している事があった。
○地域の中での役割づくりにも励んでおられ、日々歩まれてきた“その人らしさ”を伸長する取組だと感じました。
○利用者さんが出来ることを一緒に考え、お互いに自然な笑顔が出るようにしたいです。
○一人一人の役割があることで、その人自身が生きがいを感じ、個性も輝いていくのだと気づきました。
○デイに来ている時間だけでなく、自宅での過ごし方も把握して利用者さんのことを真剣に考えていることが素晴らしいと感じた。
○「どんな年齢の人がデイに来ても違和感のない場所にしたい」という言葉は、これから地域に溶け込むデイのめざす姿だと感じました。

 

 

 

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